ヨーロッパへ向う中国人の少年チャンが、ヒマラヤ山脈での飛行機墜落事故の犠牲になってしまいます。 チャンはまだ生きていると信じている、親友を救いにヒマラヤに飛んだタンタンは、恐ろしい伝説の雪男に遭遇しますが・・・。
「タンタン チベットをゆく」は、悪役を一切排除した純粋な友情物語であり、行方不明の友人を必死に探すタンタンの姿が細かく描かれています。 この感動的な物語は、外向的な前2作品とは対照的に、忠誠心や希望はあらゆる障害をも克服し、雪男は恐ろしいものだといった先入観は、それについて全く無知であるがゆえに持ってしまうものであるということを実証しています。